バスケのキホン:シュートが入るようになるまでの練習法

こんにちは!
埼玉県久喜市で個人参加型の
バスケットボールサークル「FC Active」
を運営している三浦です。

この「バスケのキホン」シリーズは、バスケ歴3年目くらいまでの人向けに、覚えておきたいバスケの基本についてお話しています。

今回は

「シュートが入るようになるまでの練習法」

です。

バスケ初心者の人が一番最初に覚えたいのは「シュート」ですよね。

でも、バスケ初心者の人はシュートが入るようになるまでに、どんな練習をしたらいいのか分からないと思います。

わからない…

そこで今回は、全くのバスケ初心者の人がシュートを入れられるようになるまでの練習方法をお話していきます。

バスケ経験者の人は

「初心者の練習ならいいや」

と思わないで、実際にやってみることをオススメします。

初心者の人はもちろん、経験者の人もスランプになった時の原点回帰のために是非最後まで読んでみてください。

バスケのキホン:シュートが入るようになるまでの練習法【目次】

まずは、今回お話する内容をサラッと見ておきましょう。

目次

1.シュートフォームを身につける
2.ジャンプなしの練習法
3.ジャンプありの練習法
4.分解練習

こんな感じでお話していきます。

それでは次から本題に入っていきましょう。

1.シュートフォームを身につける

バスケ初心者の人がいきなりボールを持ってシュートを打つと

・ゴールに届かない
・変な方向に飛んでいく

なんてなりがちです。

あるある

そこで、まず始めにシュートフォームを身につけるようにしましょう。

バスケ経験者の人や、プロ選手の試合を見ているとみんな似たようなシュートフォームになっているのが分かると思います。

みんな同じようなシュートフォームになっているのも、そのフォームだとシュートが入りやすい型だからです。

逆に、シュートフォームをしっかり身につけずにバスケを続けると、シュートが入らなかったり、変なクセがついてしまって、後から直そうとすると相当時間がかかって苦労することになります。

シュートを決める第一歩は「シュートフォームを身につけること」と肝に銘じておきましょう。

ちなみに「シュートフォーム」については、過去のブログで詳細を説明しています↓↓

過去ブログ⇒バスケのキホン:シュートフォーム

シュートフォームの詳細は過去のブログを読んでもらうことにして、ここでは、「シュートフォームを身につける時のポイント」をお話します。

シュートフォームを身につける時のポイント

①ボールを持たない
②個性に合わせる

①ボールを持たない

シュートフォームを身につけようとする場合、始めはボールを持たないで素振りをするようにしましょう。

バスケなのにボール持たないの?

そうです。

いきなりボールを持ってゴールに向かってシュートを打つと、リングにボールを届かせようとして変な力が入ってしまいます。

そうすると、変なクセがついてしまって、シュートフォームがしっかり身につかなくなってしまいます。

そこで、始めはボールを持たずに何回も素振りをしてシュートフォームを体に覚えさせるようにします。

そして、素振りである程度シュートフォームが身についてきたら、ボールを持ってフォームの確認をしていきましょう。

この時点では、まだリングに向かってシュートするのではなく、「2人で対面」または「壁に向けて」シュートをするようにしましょう。

まずはシュートフォームだけ身につけるようにします。

②個性に合わせる

シュートフォームは基本となるポイントがあるので、そのポイントをおさえて身につけます。

でも、人それぞれ骨格や体型が異なるように、シュートフォームもその人に合わせて少し変えていく必要があります。

基本的には人それぞれに合わせるのが基本なので、ここではシュートフォームを変える際のポイントだけ挙げておきます。

・利き目がどちらか?
・肩甲骨の柔軟性の度合い
・肩幅の広さ

これらのポイントを確認して個人個人に合わせながらシュートフォームをつくっていくようにします。

シュートフォームも個性あるのね

2.ジャンプなしの練習法

しっかりとシュートフォームが身に着いたら、実際にリングに向かってシュートをしてみましょう。

ただ、いきなりジャンプしながらのシュートをするとせっかく覚えたシュートフォームがくずれてしまいがちです。

そこで、初めてリングに向かってシュートを打つ場合は、ジャンプしないでシュートを打つ練習をします。

ここでは、ジャンプなしの練習方法を1つ紹介します。

ジャンプなしの練習法

図1ー1

練習手順

①図1ー1のようにゴールの目の前に立って、ジャンプをせずにシュートを打つ
②シュートが入ったら矢印の方向に1歩下がってシュートを打つ
③①,②を繰り返して、シュートが届かなくなる距離になったら終了

手順は簡単ですね!

この練習は、リングとボールさえあれば1人でもできます。

練習のポイントは

・シュートはスウィッシュで決める
・シュートが届かなくなったら終了する

の2つです。

シュートはスウィッシュで決める

「スウィッシュ」とは、ボールがリングに当たらずにシュートが入ることをいいます。

スウィッシュでシュートが入るには

・シュートのループの高さが十分
・フォロースルーがしっかりできている

の2が最低限必要になります。

シュートフォームをしっかりと身につけるには、良い判断基準になります。

シュートが届かなくなったら終了する

これは「シュートフォームを身につける」の部分でお話した内容と同じになります。

シュートが届かないと、届かせようとして変に力が入ってしまい、変なクセがついてしまう可能性があります。

なので、この時点ではシュートが届かなくなったらそれ以上離れてシュートを打たないようにしましょう。

この練習は、シュートを打つ方向は正面だけではありません。

下の図1ー2の赤矢印の方向でも同じように練習を繰り返します。

図1-2

やってみると分かりますが、この練習は地味で意外と難しいです(笑)

でも、プロの選手でもやっている練習法でもあります。

距離感、シュートタッチ、シュートフォームの確認にはもってこいの練習法なので、プロ選手でもやっているわけです。

地味ですが、根気よくやることでシュートフォームが身について、シュートも次第に入るようになってきます。

スパシューなんて言ってた?

3.ジャンプありの練習法

ジャンプなしでシュートが入るようになってきたら、次はジャンプしてシュートを打ってみましょう。

ここでは2つの練習法を紹介します。

ジャンプありの練習法①

1つ目の練習法は、「ジャンプなしの練習法」で紹介した練習方法をジャンプありで行います。

練習方法については繰り返しになるのでここでは説明しませんが、ここではポイントを1つお話します。

この練習法に限らず、ジャンプしてシュートを打つ場合、ジャンプなしのシュートと違ってボールを離すタイミングがつかみづらいです。

ボールを離すタイミングは、「ジャンプの最高到達点」が基本です。

これはリングに近くても、遠くても同じです。

一番高いところでボールを離すことで、ボールに力が伝わりやすくなったり、ループが高くなったりします。

ジャンプシュートは、一番高いところでボールを離すようにしましょう。

練習あるのみ!

ジャンプありの練習法②

図2

ジャンプありの練習法の2つ目は「ミートからのジャンプシュート」です。

練習手順

パッサー(パスを出す人)とシューターの2人で行います
①シューターはゴールの目の前でボールをパッサーからもらってシュート
②シュートが入ったら1歩下がって、パッサーからボールをもらってシュート
③①,②を繰り返してシュートが届くギリギリの距離まで行う

基本は「ジャンプなしの練習法」でお話した練習と同じですが、ここでは「ミート」が加わります。

ミートとは、パスをもらう時のボールに向かっていく動作のことをいいます。

ボールをもらう動作が入ることによって、より試合に近い形で練習できます。

ちなみに、「ミート」とミートの際に気をつける「もらい足」については、過去のブログで解説しているので合わせて読んでください↓↓

過去ブログ⇒バスケのキホン:ミート

過去ブログ⇒バスケのキホン:もらい足

この練習でのポイントは「パッサーからのパスは正面からもらう」ことです。

実際の試合では、正面以外にも横からパスをもらうことがあります。

ですが、この練習では覚えたシュートフォームを崩さないためにパスを正面からもらってシュートを打ちます。

横からパスをもらうと

①体をゴールへ向ける
②リズムよくシュートを打つ

という2つの段階を踏まないといけません。

初めてシュートを覚える際にはなるべく段階を少なくして覚えることを絞ります。

この練習では

①シュートフォームを身につける
②ジャンプシュートのリズムを覚える

の2つに絞ります。

ここまでのシュートができるようになれば、シュートの飛距離も伸びくると思います。

もらい足迷うよね

4.分解練習

ここまでお話した練習をしっかりこなしていれば、だいぶシュートも入るようになっていると思います。

そこで、ここでは更にシュートの精度や飛距離を伸ばしたり、スランプに陥った時のために行う分解練習を2つ紹介します。

分解練習①

分解練習の1つ目は「片手でシュートを打つ」です。

これはボースハンドシュート(ツーハンドシュート)ではなくて、ワンハンドシュートに限った練習になります。

シュートを打つ際は、右利きの人なら右手、左利きの人なら左手でボールを持つと思います。

この練習は、シュートを打つ際にボールを持つほうの手だけでシュートを打ちます。

練習法は、これまでお話してきた練習を片手で行うだけです。

この練習は、「シュートフォーム」のお話に出てくる「シューティングテーブル」を安定させて

・左右のズレ
・フォロースルーまでの腕の伸ばし方

等を修正して、ボールがまっすぐリングまで届くようになります。

ワンハンドシュートは、ボールを持たないほうの手は添えるだけなので、実質片手でシュートを打っています。

なのでシューティングテーブルを安定させることで、シュートも入るようになります。

経験者にもオススメ!

分解練習②

分解練習の2つ目は、「3回ジャンプしてからシュートを打つ」です。

「ジャンプありの練習法」でお話しましたが、ジャンプシュートはボールを離すタイミングがつかみづらいです。

そこで、ボールを離すタイミングをつかむ練習として「3回ジャンプしてからシュートを打つ」という練習をします。

練習手順

①シュートが届く距離でボールをシューティングテーブルの位置にセットする
②①の状態でその場で3回ジャンプをして、3回目のジャンプでシュートを打つ

この練習のポイントは、

・思い切り飛ぶのではなくて、縄跳びをするような感覚で3回飛ぶ
・最高到達点でボールを離す

の2つです。

この練習は、「飛ぶ練習」ではなくて「最高到達点でボールを離す感覚をつかめるようにする練習」なので、高く飛ぶことよりも、何回も行って自分なりのタイミングをつかむようにします。

タイミングをつかむための練習なので、シュートは入らなくてもあまり問題はありません。

タイミングをつかんだら、シュートの精度上げていきましょう。

最後に

今回は、バスケ初心者の人がシュートが入るようになるまでの練習法をお話してきました。

お話した練習法を全てシュートが入るようになるまでこなせば、シュートについては初心者を卒業できるかもしれません。

ただ、ここまでのお話で触れていないことが1つだけあります。

それは

何回やればいいか?

です。

この質問に答えるとしたら

シュートが入るようになるまで

です。

試合中のシュートの確率はプロでも良くて50%程度です。

プロでも、プロじゃなくてもシュートが入るようになるには、練習で何千本、何万本とシュートを打っています。

おそらくプロ選手でもシュートの精度に満足している人はいないでしょう。

シュートは、打てば打った分だけ上手くなります。

「○○本打ったら○○%入るようになる」

なんていう方程式のようなものはありません。

コツコツ練習してシュートの精度を上げていきましょう。

FC Active 代表 三浦

8月限定!個別レッスン実施中!

FC Activeでは、8月限定でバスケの個別レッスンを実施しています。

詳細はサークルHPで確認をお願いします↓↓

※先着順になります

FC Activeをフォローしよう!