バスケのキホン:シュートフォーム

こんにちは!
埼玉県久喜市で個人参加型の
バスケットボールサークル「FC Active」
を運営している三浦です。

バスケをやるなら誰でも通る道。それは・・・

シュート

です。

特に初心者の人にとっては、初めてシュートを打つ時にシュートフォームが分からなかったり、安定しなかったりすると思います。

今回はそんな『シュートフォーム』について基本的なことから、最近のシュートフォームの話についてお話しようと思います。

初心者の人も、伸び悩んでいる経験者の人も是非読んでみてください。

バスケのシュートフォーム

バスケのシュートフォームには下記の2種類あるのは知っているかと思います。

①ワンハンドシュート
②ボースハンドシュート(ツーハンドシュート)

①は片手で打つシュートのことです。男子がメインで取り入れていて、女子のボールの大きさが変更されてからは、女子でも①のシュートフォームでシュートを打つ選手が増えました。

②は両手で打つシュートのことです。女子がメインに取り入れていて、世界的に見ると日本の女子のみが取り入れているシュートフォームだそうです。

①ワンハンドシュートのメリット・デメリット

ワンハンドシュートはボールをもらってからシュートを打つまでの時間が早いというメリットがありますが、その反面で、片手でシュートを打つので安定しずらいというデメリットもあります。

②ボースハンドシュートのメリット・デメリット

ボースハンドシュートはワンハンドシュートの逆で、ボールをもらってからシュートを打つまでの時間がワンハンドシュートよりも遅いというデメリットがある反面、両手でシュートを打つので安定する(シュート成功率が高い)というメリットがあります。

今回は「ワンハンドシュート」についてお話していきます。

ワンハンドシュートのポイント

ワンハンドシュートのシュートフォームについては以下の6つのポイントに気を付けましょう。

シュートフォームの6つのポイント

  • ①ボールの持ち方
  • ②下半身の使い方
  • ③上半身の向き
  • ④腕のフォーム
  • ⑤ジャンプ時のフォーム
  • ⑥フォロースルー

1つずつ見ていきましょう。

①ボールの持ち方

ボールは利き手で、写真の印部分のように手の平に空間をつくって、指で持つようにします。

そして、指はゴールに向けます。
「人差し指、中指のどちらをゴールに向けるのか?」は、個人の感覚で違ってくるので、何回も練習して自分がしっくりくる指を選びましょう。

②下半身の使い方

足は肩幅くらいに広げて、ボールを持っている側の足を半歩前に出します。

そして、つま先はゴールに向け、ひざは軽く曲げておきましょう。

フリースローのように落ち着いてシュートを打てる場面ではなく、ゲームの最中にボールをもらってシュートを打つ場面では、ひざを曲げた状態でボールをもらいます。

ひざを曲げた状態でボールをもらうことで、シュートを打つまでの時間が短縮できてディフェンスにもブロックされにくくなります。

③上半身の向き

上半身は、肩・胸をゴールに正対させます。

写真でいうと、印をつけた両肩・へそを結んだ三角形をゴールに向けます。

ゴールに対して真正面に向くと言ったほうが分かりやすいでしょうか。

④腕のフォーム

腕のフォームは「シューティングテーブル」とも言われていて、シュートフォームの中でも大事な部分です。

ボールを上げた時に、肘は曲げ過ぎないようにします。

写真のように肩から肘、肘から手首の線で作られる角度が小さ過ぎると(曲げ過ぎると)シュートまでの時間がその分長くなってしまい、ブロックされるリスクも高くなります。

次に、肘の向きはゴールに向けることはもちろんですが、脇をしめて床に対して垂直になるようにします。

2枚目の写真の赤い線が本来の位置ですが、これが黄色の線のように床に対して斜めになると、スナップを利かせる方向とゴールの方向が違ってしまいます。

そうすると、ボールはゴールに対してまっすぐに飛びません。

肘から手首の線を床に対して垂直にすることで、ボールはゴールにまっすぐ飛びます。

⑤ジャンプ時のフォーム

ジャンプする時は、真上にまっすぐ飛びます。

ゴールに届かせようと前にジャンプする人がいますが、実際のゲームの際は目の前にディフェンスがいることがほとんどなので、前に飛ぶことはできないはずです。

ディフェンスがいて前に飛んだ場合、オフェンスファールを取られる可能性もあるので練習から真上に飛ぶように意識しましょう。

空中での姿勢は、写真のように1本の線のようにまっすぐにします。

ひざから伝わってきた力を腕まで届かせるためです。

斜めや横に飛びながらシュートを打つと、力がうまく伝わらないため、難しいシュートになってしまいます。

⑥フォロースルー

フォロースルーはシュート打った後の腕のフォームのことです。

先程と同じ写真ですが、腕がまっすぐ伸びて、ゴールに向かって手首が曲がっています。

最後に手首を曲げることで、ボールに回転がかかり、高いループのシュートになります。

私自身は初心者の人に教える場合は「フラミンゴみたいに」と例える場合が多いです。

現在のシュートフォーム

6つのシュートフォームのポイントをお話してきましたが、昔と今ではシュートフォームのポイントが少し違っています。

違うポイントは、6つのポイントのうちの『③上半身の向き』と『④腕のフォーム』です。

『③上半身の向き』では「上半身は、肩・胸をゴールに正対させる」とお話しました。

また、『④腕のフォーム』では「脇をしめて床に対して垂直になるようにする」とお話しました。

ですが、最近この分部については体の構造上無理なフォームになっていることが分かってきました。

するどい人は気づいているかもしれませんが

シュートを打つ時は肩・胸はゴールに正対できません。

上の写真を見ると、右肩が前に出て左肩が後ろに引いています。

つまり、ゴールに対して斜めになっています。

実際にシュートフォームのポイント通りに「脇をしめて」ボールを上げると、肩が斜めになっているのが分かると思います。

私は医学の専門家ではないので、詳しいことは説明できませんが、脇をしめたままボールを上げると、体は自然とゴールに対して斜めに向くようになっています。

無理やり肩をゴールに対して正対させると、ボールはゴールとはズレた方向に飛んでしまいます。

なので、最近では、多少脇をしめることは必要ですが、無理に脇をしめる必要はないとも言われています。

脇をしめて窮屈に感じたら、始めから肩を少し斜めにして、腕をゴールにまっすぐ向けるようにした方が体に余計な力を入れずにシュートが打てるということです。

自分に合ったシュートフォームを…

ここまで新旧の違いも含めてシュートフォームのポイントをお話してきました。

ですが

結局のところ、ポイントをおさえつつも自分に合ったシュートフォームを見つけることが一番重要です。

そのためには、何回もシュートを打ちこんで、一番しっくりくるシュートフォームを体に覚えこませるようにしましょう。

その際には、よりゲームに近づけるためにボールをもらうところから始めることをおすすめします。

シュートフォームを覚えるのもシュートを決めるためです。

気持ちよくシュートを決めてバスケを楽しみましょう!

FC Active 代表 三浦

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