バスケのキホン:ペイントエリアにまつわる知っておきたいこと6選

こんにちは!
埼玉県久喜市で個人参加型の
バスケットボールサークル「FC Active」
を運営している三浦です。

「ペイントエリア」

と聞いてすぐ何か分かる人はバスケ経験者もしくは、バスケ好きですね!

バスケ初心者の人は何のことか分からないと思います。

では

「DDM」

は分かるでしょうか?

聞いたことない…

おそらくバスケ経験者やバスケ好きの人でも分からない人が多いと思います。

今回は「ペイントエリアにまつわるバスケで知っておきたいこと」についてお話していきます。

「そもそもペイントエリアは何なのか?」や「ペイントエリアにまつわる用語」などお話していきます。

バスケ初心者の人はもちろん、経験者の人も知っておきたい内容なので、是非最後まで読んでみてください。

バスケのキホン:ペイントエリアにまつわる知っておきたいこと6選【目次】

まずはじめに、今回お話する内容をサラッと見ておきましょう。

目次

1.そもそもペイントエリアとは?
2.秒数のルール
3.ノーチャージセミサークルエリア
4.フリースローの時のルール
5.ペイントアタック
6.DDM

こんな感じでお話していきます。

それでは次から本題に入っていきましょう!

1.そもそもペイントエリアとは?

ペイントエリアとは、バスケットボールコートの中のゴール近くの小さい長方形に囲まれたエリアのことをいいます。

※下の図の赤く囲った部分

正確には「制限区域」と呼びます。

コートの制限区域だけ別の色に塗られていることが多いことからバスケを知っている人たちの間では「ペイントエリア」または「ペイント」と呼ばれています。

ちなみに、一昔前のコートは下の図のようなコートでした。

制限区域は今のコートのように長方形ではなく、台形でした。

なので、一昔前のコートでバスケをやっていた人達は「ペイントエリア」とは呼ばずに「台形」と呼ぶ人もいます。

世代がバレちゃうね

2.秒数のルール

ペイントエリアは「制限区域」と呼ばれる以上、何かが制限されます。

何が制限されると思いますか?

3歩以上歩いちゃいけないとか?

それは「トラベリング」という反則なので違います。

正解は

「フロントコートにボールがある時、オフェンスは制限区域内に3秒以上留まってはいけない」

というルールです。

いわゆる「3秒ルール」です。

「フロントコートにボールがある時」なので、バックコートにボールがある時は3秒以上ペイントエリア(制限区域内)に留まっていても問題ありません。

※「フロントコート、バックコート」が分からない人はこちらを読んでみてください↓↓

過去ブログ⇒バスケのキホン:コート・ラインの名前(応用編)

3秒未満のうちにペイントエリア(制限区域)から出れば問題ありませんが、片足だけペイントエリア(制限区域)から出ただけでは「ペイントエリア(制限区域)から出た」とは言えないので、3秒ルールに引っかからないようにするには、両足をペイントエリア(制限区域)外に出す必要があります。

ちなみに、バスケットボールのルールブックには3秒ルールの例外が書かれています。

以下のプレーヤーについてはバイオレーションにならない

・制限区域から出ようとしている
・そのプレーヤーあるいは味方のプレーヤーがショットの動作中で、ボールが手から離れたか離れようとしている
・3秒未満の間制限区域内にいたあと、ショットをするためにドリブルをしている

2021バスケットボール競技規則から引用

※「バイオレーションにならない」とは3秒ルールに引っかからないということです

意外と細かいルールがあるのね

3.ノーチャージセミサークルエリア

ペイントエリアにまつわる基本的なこととして知っておきたいのが「ノーチャージセミサークルエリア」です。

ノーチャージセミサークルエリア??

下の図を見てください。

ノーチャージセミサークルエリアは、上の図のペイントエリア内にある赤いラインの内側のエリアのことをいいます。

簡単にお話すると、「オフェンスがゴールに向かって行った時に、このエリア内でオフェンスがファールをしたとしてもファウルにならない」というルールを適用するエリアを示すためのラインです。

※少し細かいお話↓↓

オフェンスが、止まっているディフェンスに正面から向かって行き、ディフェンスとの接触プレーがあった場合、オフェンス側のファウルが取られます。
これをオフェンスの「チャージング」といいます。
このチャージングをルール上無しにするエリアを示すのが「ノーチャージセミサークルエリア」です。

このルールは、NBAでダンクに行った際にオフェンスがファウルを取られては場がしらけるという理由もあって採用されたと聞きます。(他にもいろいろ理由はあるらしいです)

ただし、オフェンスの人もわざとファウルをした場合には、しっかりオフェンスのファウルを取られるので注意しましょう。

より詳しく知りたい人はこちらを読んでみてください↓↓

過去ブログ⇒バスケのキホン:ブロッキングとチャージングの違い【違い編】

そのためのラインだったのね

4.フリースローの時のルール

フリースローは、シュートモーション中などにファウルをされた時に、ファウルをされた人が誰にも邪魔されずに打つシュートのことをいいます。

具体的には

①シュートモーション中にファウルをされた時
②テクニカルファウルをされた時
③チームファウルが5つ以上溜まっている時

などの場面でフリースローが与えられます。

フリースローの場面では、選手達が下の図のようにペイントエリアを囲むようにしてポジションをとります。

そして、フリースローを打つ場面では、下の図の赤丸で囲っているプレーヤーについてはペイントエリアに入ってはいけないというルールがあります。

シューター

・シュートを打つ際は、ラインを踏んではいけない
・シュートを打った後は、ボールがリングに当たる前にラインを越えてはいけない

シューター以外の5人

シューターの手からボールが離れるまでラインを越えてはならない

というルールが各プレーヤーに決められています。

これらのルールに違反した場合は、得点が認められなかったり、再度フリースローが打ち直しになったりします。

たまにあるよね

5.ペイントアタック

「ペイントアタック」はバスケ用語です。

始めにお話した通り、ペイントエリアは「ペイント」とも呼ばれます。

そこにアタックするというイメージがこの「ペイントアタック」です。

下の図を見てください。

具体的には、図のようにボールを持っているオフェンスの青Cが、ドリブルでペイントエリア侵入していくことをペイントアタックといいます。

なぜ「ペイントアタック」という言葉があるかというと、ペイントアタックをすることで攻める際に色々なメリットがあるからです。

なので、試合中にコーチから「積極的にペイントアタックを仕掛けていこう!」という声かけも出てくることもあります。

なお、ペイントアタックのメリットについては次でお話します。

技の名前みたい

6.DDM

DDMと聞いてすぐ何か分かる人は少ないと思います。

DDMとは、正確には「ドリブル・ドライブ・モーション」といって、オフェンスの攻め方の1つです。

簡単にいうと、先ほどお話した「ペイントアタックを主体にしたオフェンス」です。

上の図のような陣形をとって、AやBがドライブをして、他のプレーヤーがドライブに合わせて動いていくオフェンスの攻め方です。

もちろん、ドライブからシュートまで行けるのであればシュートを狙います。

詳しい攻め方はここではお話しませんが、ペイントアタックを主体に攻めるこのDDMの最大のメリットは「複数の選択肢ができる」ということです。

図のようにAがペイントアタックをして、ペイントエリアに入った時の選択肢は

①レイアップシュート
②止まってシュート
③EにパスしてEがシュート
④CにパスしてCが3ポイントシュート
⑤DにパスしてDが3ポイントシュート
⑥Bにパスして攻め直す

の6つの選択肢ができます。

ペイントエリアを攻めると、シュート以外に360度にパスがさばけるので、これだけの選択肢が生まれます。

DDMはペイントエリアに攻めることができればいいので、背の小さいチームでもできる攻め方です。

そのため、最近流行りのオフェンスになっています。

試合を観戦する機会があれば是非注意して見てみてください。

もしかしたらDDMをやっているチームがあるかもしれません。

なるほど

最後に

今回お話した中で初めて聞いたものはいくつあったでしょうか?

ペイントエリアだけを取り上げても、これだけのルールや用語などが出てきます。

バスケは、知れば知るほど奥が深いです。

バスケを好きになったら是非色々調べてみることをお勧めします。

もっとバスケにハマってしまうかもしれませんよ?

今回お話が誰かのためになれば幸いです。

FC Active 代表 三浦

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