バスケのキホン:コート・ラインの名前(応用編)
こんにちは!
埼玉県久喜市で個人参加型の
バスケットボールサークル「FC Active」
を運営している三浦です。
コートやラインの呼び方って場所によって色々呼び方があるのは知ってますか?
実は、学校の体育で習うような呼び方以外にも、プロや普段からバスケをやっている人達が呼んでいる「専門用語」のようなものもあるんです。
今回は、コートやラインにまつわる「用語」についてお話していきます。
バスケ好きなら是非知っておきたい内容なので、最後まで読んでみてください。
バスケのコート・ラインの名前(応用編):目次
まずはじめに、今回お話する内容をサラッと見ていきましょう。
目次
①基礎編おさらい
②コート・ラインの名前(応用編)
1.フロントコート
2.バックコート
3.ベースライン
4.ミドルライン
5.ミドルレーン・サイドレーン
6.トップ
7.ウィング
8.コーナー
9.エルボー
10.ショートコーナー
11.コフィンコーナー
12.ボールライン
めっちゃあるやん!
そう言わずに、1つ1つ見ていきましょう。
①基礎編おさらい
【コート・ラインの名前(基礎編)】では上の図の一般的なバスケットボールコートのラインについてお話しました。
基礎編でお話した内容は以下の通りです。
基礎編の内容
・センターサークル
・センターライン
・エンドライン
・サイドライン
・フリースローライン
・3ポイントライン
・ノーチャージセミサークル
・制限区域(ペイントエリア)
・スローインライン
もちろん全部分かりますよね?(笑)
分からない人は基礎編を確認してみてください↓↓
バスケのキホン:コート・ラインの名前(基礎編)
基礎編をおさらいしたところで、次から応用編に入っていきます。
コートラインの名前(応用編)
ここから、いよいよ応用編です!
応用編では、コートに引かれているラインだけでは分からない部分も出てきます。
図を使いながらお話していくので、イメージで覚えていきましょう。
1.フロントコート
フロントコートは、次にお話する「バックコート」とセットで覚えておきたい名前です。
フロントコートとは、オフェンス側のチームが上の図の矢印の方向(左から右)に攻める場合、自チームがシュートをするゴールがある側のコート半分のことをいいます。
よくポイントガードの役割は
「ボールをフロントコートに運ぶ」
と言われますが、「自チームが攻めることができる(シュートが打てる)コートまで運ぶ」という意味でもあるんです。
2.バックコート
バックコートとは、オフェンス側のチームが上の図の矢印の方向(左から右)に攻める場合、左側半分のコートのことをいいます。
フロントコートでお話した例でいうと、ポイントガードの役割は
「バックコートからフロントコートへボールを運ぶこと」
と言うことができます。
また、基礎編でもお話した「8秒ルール」は
「バックコートからフロントコートへ8秒以内にボールを運ばないといけない」
というルールということもできます。
3.ベースライン
ベースラインは、基礎編でお話した「エンドライン」と同じラインのことです。
バスケを指導している人やプロの試合の解説をしている人などは
「ベースラインに沿って~」
「ディフェンスをベースラインに追い込む」
と話したりすることが多いです。
ちなみに、ベースラインに沿ったドライブのことを
「ベースラインドライブ」
と言ったりします。
「ベースライン」が入った用語は他にもあるので、気になる人は調べてみてください☆
4.ミドルライン
ミドルラインとは、コートを縦に見た時に、コートの真ん中に縦に1本引いた架空のラインのことをいいます。
見えないじゃん…
そう、コートを見ただけでは分かりません。
コートの使い方を考える際に使う呼び方なんです。
ミドルラインは、特に練習の時などに監督やコーチが話す機会が多いと思います。
「ミドルラインを意識する」
「ミドルラインの右側だけを使う」
といった練習をする際に使われたりします。
5.ミドルレーン・サイドレーン
ここでは「ミドルレーン」「サイドレーン」をまとめてお話します。
ミドルレーンは、コートを縦に見て、縦に3等分した時の真ん中のエリアのこと(図の赤い部分)
サイドレーンは、ミドルレーンの両脇のエリアのこと(図の緑の部分)
また見えないやつ…
そう、また見えないやつです(笑)
これもコートの使い方を考える際に使う呼び方です。
よく使われるのはいわゆる「3線速攻」の時です。
3線速攻??
3線速攻は、ボール持った1人と、他2人でバックコートからフロントコートへ攻める時の名前です。
3人でバックコートからフロントコートへ攻める時、誰がどこを走ったらいいでしょうか?
わかんない
そこで、「ミドルレーン」と「サイドレーン」が出てきます。
3人でバックコートからフロントコートへ攻める場合
・ミドルレーン⇒ボールを持っている人
・サイドレーン⇒それ以外の2人
というように、走った方が良いとされる場所があります。
※ボールを持っている人が真ん中にいたほうが、左右どちらにも展開できる
※サイドレーンは後ろを振り返った時にボールを確認しやすく、受け取りやすい
こんな感じで「ミドルレーン」「サイドレーン」をイメージするだけでも動き方をイメージすることができると思います。
「ミドルレーン」「サイドレーン」はプレーヤーの指針にもなる用語なので、しっかり覚えておきましょう。
6.トップ
トップとは、コート半分をフリースローラインの真ん中を中心にして6つに分けた時に、センターラインに近い真ん中のエリアの3ポイントライン付近のことをいいます。(上の図の赤い丸付近)
よく試合中に
「ボールをトップに戻せ!」
という風に話す選手の声を聞いたことがある人もいるんじゃないでしょうか?
ここで使われているトップがまさに今お話している「トップ」です。
普段バスケをやっている人にとっては、当たり前のように使われている用語なので初心者の人は覚えておきたいですね。
7.ウィング
ウィングとは、コート半分をフリースローラインの真ん中を中心にして6つに分けた時に、トップの両側のエリアの3ポイントライン付近のことをいいます。(上の図の2つの赤い丸付近)
ウィングも、バスケを普段からやっている人には当たり前の呼び方です。
次にお話する「コーナー」を0°(ゼロ度)と呼ぶのに対して、「45°(45度)」と呼ぶ場合もあります。
また、「ウィングポジション」といって、シューティングガードとスモールフォワードの2つのポジションを指す場合もあります。
8.コーナー
コーナーとは、エンドラインとサイドラインが交わるコートのはじっこの3ポイントライン付近のことをいいます。(図の2つ赤い丸付近)
コーナーもバスケをよくやる人達の間ではよく使う用語です。
監督やコーチからは
「コーナーにいて」
と指示をもらったり
バスケの解説ではコーナーで打つ3ポイントを
「コーナースリー」
と話していたりするのをよく聞くと思います。
ウィングでお話したように「0°(ゼロ度)」とも呼ばれます。
試合の場面でよく使われる用語です。
9.エルボー
エルボーとは、フリースローラインの端っこ付近のことをいいます。(上の図の2つの赤い丸付近)
エルボーは、特にパワーフォワードやセンターといった下のポジションの人が頻繁に使う用語です。
「エルボーに立って」
と指示を受けたりすることが多いと思います。
プレーヤーの人は必ず押さえたい用語です。
10.ショートコーナー
ショートコーナーとは、エンドライン上の制限区域(ペイントエリア)の境目の部分のことをいいます。(上の図の2つの赤い丸付近)
ショートコーナーは、他の用語と比べると使用頻度はあまりないほうです。
ですが、より専門的なバスケをやっていくようになると、使う頻度も増えていくと思います。
真剣にバスケをやっていきたい人は覚えておきましょう。
ちなみに、経験者ほどショートコーナーのシュートが難しいと感じるかもしれません(この気持ち分かる人いる?(笑))
11.コフィンコーナー
コフィンコーナーとは、サイドラインとセンターラインが交わる付近のことをいいます。(上の図の2つの赤い丸付近)
コフィンコーナーも使用頻度としては少ないほうです。
コフィンコーナーを使う場面は、例えば、ディフェンスをしている時、オフェンスがバックコートからフロントコートへ入った瞬間にコフィンコーナーへダブルチーム(ディフェンス2人がオフェンスにつくこと)を仕掛ける場面が見られます。
この場合、監督やコーチからコフィンコーナーを使う指示が出されています。
ちなみに、コフィンコーナーを使う理由は、オフェンスは一旦フロントコートへ入るとバックコートには戻れない(バックコートヴァイオレーション)ため、コフィンコーナーにダブルチームで追い込むことでボールを奪う可能性が高くなるからです。
コフィンコーナーという名前よりも、コーナーという特性を戦略に活かすことを重視したいですね。
12.ボールライン
ボールラインとは、コート上のボールの位置とサイドラインをつなげた架空のラインのことをいいます。
また見えないやつ出てきた…
重要なので、ちゃんと覚えてくださいね。
上の図でいうと、黄色の矢印で指されている赤丸のプレーヤーがボールを持っています。
このボールからサイドラインにかけて出ている赤い点線がボールラインになります。
ボールラインは、バスケをプレーする上で基本的な考え方です。
上の図で説明します。
赤丸がオフェンス、青丸がディフェンスとします。
図の状況だと、ボールラインより右側にいるオフェンス、ディフェンスの人数を数えると
・オフェンス(赤丸)⇒5人(ボールを持っているプレイヤーも含みます)
・ディフェンス(青丸)⇒4人
となっていて、ディフェンスが不利(オフェンス有利)な状況になっています。
つまり、ボールラインより後ろにディフェンスプレーヤーがいると、常にディフェンスが不利(オフェンスは有利)な状態になってしまうわけです。
図の状況とは逆に、オフェンスがボールラインより後ろにいる場合は、常にオフェンスが不利(ディフェンスは有利)な状態になります。
なので、試合中は常にボールラインを意識して、ボールラインより後ろにいないようにすることが大切です。
まとめ
以上、13個の名前をお話してきました。
13個もお話してきましたが、実はバスケにはまだまだ用語があります。
初めて聞いた人は、これ以上一気に覚えられないかもしれませんね(笑)
でも、「基礎編」と今回お話した内容を覚えただけでもバスケをプレーするのも、観戦するのも楽しくなると思います。
まずは、基礎編・応用編の内容を実際に使ってみながら覚えていきましょう。
それ以外の用語は必要に応じて覚えていっても大丈夫。
より深くバスケを知って、よりバスケを好きになってもらえたら幸いです。
FC Active 代表 三浦
「大人のバスケスクールないのかな?」
と思っているあなたへ
私が運営しているバスケサークル「FC Active」では
「バスの基本を教えて欲しい!」
「バスケをもっと知りたい!」
という大人の人向けに【練習会】や【勉強会】を開催しています。
詳細はこちらをクリック↓↓