バスケができる当たり前の環境ってなに?
こんにちは!
埼玉県久喜市で個人参加型の
バスケットボールサークル「FC Active」
を運営している三浦です。
これを書いている現在(2021年10月初旬)、緊急事態宣言が明けて、体育館も使えるようになって、いつも通りのバスケが戻ってきつつあります。
緊急事態宣言中は、体育館が使えず、まともにバスケができなかった人も多かったと思います。
リングもなくて、シュートすら打てなかった人もいるかもしれません。
そんな緊急事態宣言が明けてから、とある出来事がきっかけで、私自身が元々思っていた「ある想い」が強くなりました。
今回は、そのきっかけとなった出来事と、更に強くなった想いをお話します。
バスケをプレーする全ての人に読んでもらいたい内容です。
是非最後まで読んでみてください。
バスケットボールは好きですか?
緊急事態宣言が明けて間もなく、FC Activeの活動に参加したいという問合せがありました。
設立して間もない活動だったため、事前に「人数が少なくて5対5ができない可能性がある」と伝え、了解してもらいました。
参加日前日。
問合せがあった方に「人数が少ないため5対5ができない」と伝えると
「それなら参加はやめておきます。今後も参加はやめます。」
と、最後に謝る内容のメールが送られてきました。
事前に「5対5ができない可能性があること」を伝えていたため、失礼だと思って、理由を問いました。
すると
・ちゃんと練習をするほどバスケは大好き
・大会優勝を目指しているクラブチームに所属していて、今まで5対5が当たり前だった
・他で参加しても5対5ができていた
とのこと。
おそらく、その人にとっては5対5が当たり前で、5対5ができないことが考えられず、参加したくなかったのだろうと思います。
でも、私は疑問に思いました。
「本当にバスケが好きなら、人数関係なくリングにシュートが打てるだけでも楽しいはずでは・・・」
バスケって10人でやるものですか?
ゲームじゃないとバスケじゃないですか?
FC Activeに参加する人達
私がこのFC Activeを始めたのは「自分のやりたいバスケをやるため」という自己中心的な動機です。
でも今
「何でFC Activeの活動を続けているのか?」
と聞かれたら「自分のやりたいバスケをやるため」とは答えません。
FC Activeに今まで参加してくれた人達は
・転勤で埼玉に来て一人ぼっちだった人
・コーチが嫌でミニバスを辞めてきた子
・障害のせいでクラブチームでいじめられバスケをやる場所を探していた人
・社会人からバスケを始めたいと思った人
・強豪校の練習についていけずに部活を辞めてしまった子
・顧問の先生がバスケ未経験でまともな練習すらできなかった人
・子供が大きくなって手が離れ、久しぶりにバスケをやりたい人
といった、バスケをやりたくてもやれない環境にいた人達がほとんどです。
理由は違えど、部活やクラブチームのような最低限バスケがやれる環境がなかったり、定期的にバスケがやれる機会がなかったり、バスケをやる仲間がいない人達です。
そんな人達のためにFC Activeの活動を続けています。
過去の話
なんでそんな人達が多いのか?
その理由は私が高校生の頃にさかのぼります。
実は、私は高校生の頃、2年くらいしかバスケ部に所属していませんでした。
その理由は
部活内のイジメでした。
部活に行けば完全無視。
私がその場にいないも同然の扱いでした。
部活を辞めたのは3年生に進級したばかりの頃。
部活は辞めたけど
それでもバスケは好きでした。
やることがなくなった放課後。
家に帰るとバスケットボールを持って近くの小学校へ。
校庭にあるリングで1人シュートを打っていました。
FC Activeを立ち上げる前、私自身が
バスケをやる
仲間も
環境も
機会もないバスケ難民でした。
「バスケが好きなのに、バスケがやれない」
そんな気持ちは痛いほど分かります。
だから、バスケをやる環境や仲間に恵まれない人達のために活動をしているんです。
FC Activeが受け入れる人達
冒頭でFC Activeの活動に参加しなかった人は、今までバスケをやるには恵まれた環境だったのかもしれません。
私からしたらうらやましいことです。
でも
私自身がそうだったように
FC Activeに参加してくれている人達がそうであるように
バスケをやる環境、仲間、機会に恵まれていない人もいるのは事実です。
今、恵まれている人も結婚や出産、転職、転勤などがきっかけでバスケができなくなることも十分にあります。
「バスケがやりたいのにできない」
そんな
虚しさや
不満や
バスケが好きな気持ち
を押し殺して、何年、何十年とバスケをやれなかった人がFC Activeにはいます。
バスケができる環境があるのに
「人数が少ないからバスケができない」
と、我慢してきた人達の前で言うことができるでしょうか?
つくってきた人
FC Activeは私がゼロから設立して10年以上が経ちました。
設立から2年くらいは毎回参加者が4人前後で苦労もしてきました。
FC Activeに限らず、サークルやクラブチームも一番最初につくろうとしたのは1人だったはず。
部活だってそうだと思います。
今ある部活やサークルやクラブチームは、一番初めに設立した人が人を集め、人数が集まらなくても諦めずに継続してきた結果です。
それだけではありません。
設立者の元に、人数が少なくてもバスケがやりたい一心で参加し続けてくれた人達がいます。
「人数が少ないから」
とか
「ゲームができないから」
というできない理由ではなく
「バスケがやりたい」
「バスケが好き」
という気持ちがあって、参加し続けた人達が今の部活やサークル、クラブチームをつくってきたんです。
当たり前
バスケで5対5のゲームができることって当たり前でしょうか?
「当たり前」
と迷いもなく言ってしまう人もいます。
でもよく考えてください。
その部活
そのサークル
そのクラブチーム
を最初につくったのは誰でしょうか?
継続して運営し続けてきた人は誰でしょうか?
5対5ができるまで参加し続けてきた人は誰でしょうか?
感謝
バスケで5対5のゲームができるのは当たり前なんかじゃない。
チームでもない社会人の草バスケならなおさら。
「バスケがやりたい」
「バスケが好き」
と本当に思った、たった1人が立ち上げて、それに賛同したもう1人が参加する。
それを長い間繰り返して10人以上になる。
バスケのゲームは1人じゃできない。
人が集まってこそできる。
「当たり前」
じゃなくて
「恵まれている」
今日もバスケができることに感謝。
仲間がいることに感謝。
FC Active 代表 三浦
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私が運営しているバスケサークル「FC Active」では初心者~上級者、男女年齢に関係なくバスケを楽しんでいます。
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