「エンジョイバスケ」説明できますか?
こんにちは!
埼玉県久喜市で個人参加型の
バスケットボールサークル「FC Active」
を運営している三浦です。
「エンジョイバスケットボールサークル」と当たり前のように話してますが
そもそも
エンジョイバスケってなに??
という人もいると思うんです。
「エンジョイバスケ」という言葉自体も最近できたものなので、しょうがないかもしれませんね。
そこで、今回は「エンジョイバスケってなに?」という疑問に答えちゃおうと思います。
ぜひ最後まで読んでみてください。
「エンジョイバスケ」説明できますか?:目次
まずは今回お話する内容をざっくり見ておきましょう。
目次
1.世間一般のエンジョイバスケ
2.実際のところは?
3.エンジョイバスケの再定義
4.FC Activeのエンジョイバスケ?
といった感じでお話していきます。
それではいってみましょう!
1.世間一般のエンジョイバスケ
「エンジョイバスケットボール」
と聞いてどんなイメージを持ちますか?
楽しい??
まあ、そうなんですけど…。
もう少し具体的には?
初心者が多い??
なるほど。
これを読んでいるあなたは「エンジョイバスケットボール」にどんなイメージを持っていますか?
おそらく世間一般的には
・ゆるい
・初心者が多い
・レベルが低い
・子供がいる
・ママさんスポーツ的な感じ
・とりあえずゲームだけやる
といった感じのイメージじゃないでしょうか?
ガツガツとやるようなバスケじゃなくて、練習もやらないでゲームだけゆる~くやる。
そんなイメージを持っている人がほとんどだと思います。
2.実際のところは?
じゃあ、実際のところはどうなんでしょうか?
バスケの「公式の部分(バスケットボール協会)」と「非公式の部分(草バスケ)」で見ていきましょう。
公式のエンジョイバスケ
まずは、日本のバスケ大会の開催やコーチ・審判の資格試験や講習を行っている「日本バスケットボール協会」(略称:JBA)ではどんな位置づけになっているんでしょうか?
JBAでは、今までバラバラだった競技区分(実業団やクラブチーム、高校、大学等の区分ごとで各連盟が大会を実施していました)を2018年度からU12、U15、U18、一般、障がい者の5つのカテゴリーに分けて、それぞれのカテゴリの中にも色々なチーム区分を設けました。
よくわかんない
ですよね(笑)
そこで、下の図を見てください。
話すと長くなるので、図の上から下に区分が変わったんだと思ってください(笑)
図の下を見ると、「エンジョイ」という文字が見えると思います。
新しくエンジョイの区分ができたってこと?
そうなんです。
でも実際のところ、登録チームは女子のみで、旧区分(図の上の部分)の「ママさん」がエンジョイに名前を変えただけのような運営になっています。
じゃあ、「エンジョイ」はママさんバスケってこと?
JBAの「エンジョイ」の現状はそうなります。
実際にはリーグ戦を行って、上位のチームを表彰するという一般的な大会になっています。
JBAのエンジョイは、みんなが想像しているような「ゆるい」「レベルが低い」といったエンジョイバスケとは違って、ガチンコに近い運営になっているようです。
非公式のエンジョイバスケ
いっぽう、草バスケの「エンジョイバスケ」はどんな感じなんでしょうか。
草バスケは、基本的には一般の人が運営しているので「エンジョイバスケ」といっても色々あります。
よくあるのは
・社会人のみの参加
・男女問わない
・初心者~上級者問わない
・体育館に人数が集まったらチームを決めてゲームだけやる
・基本的にはいつでも参加OK
といったエンジョイバスケが多く見られます。
ただ、チームによっては
・年齢制限をつける
・子供も参加可能にする
・男子or女子のみに限定する
・初心者、中級者、ブランクありのみのレベルに限定する
・練習をする
・メンバーを限ってチームのように活動する
・大会に参加する
というように、ある一定の制限をかけて、特定の人を対象にした活動をしているエンジョイバスケもあります。
草バスケのエンジョイバスケは、特に決まったものがないので、その団体を運営している運営者が決めた内容で運営しているというのが現状です。
なので、みんなが想像する「ゆるい」「レベルが低い」エンジョイバスケもあれば、「練習あり」「経験者が多い」エンジョイバスケもあります。
3.エンジョイバスケの再定義
ここまでの話を聞いていると
結局、エンジョイバスケってなに?
という声が聞こえてきそうです(笑)
そうそう
そこで、私が思う「これがエンジョイバスケじゃない?」というものを勝手に挙げてみようと思います(笑)
私が思う「エンジョイバスケ」はこんな感じ↓↓
①勝つことを最優先しない
②基本的に大会には出ない
③初心者から上級者まで混合で活動する
④性別、年代はバラバラ
おそらく、この4つがエンジョイバスケのベースになるんじゃないかと思います。
①勝つことを最優先しない
エンジョイバスケは、その名の通り「エンジョイ(楽しむ)」ことが目的なので、勝つことは二の次です。
勝つことを目的にしてしまうと、レベルが高いバスケを追求したり、大会に出たり、練習したり、といったことが必要になってきます。
そうすると、上手い人が優先的にゲームをしたり、ボールを支配したりしてしまうことにもつながってしまいます。
それでは、その他の人がバスケを楽しめません。
勝つことは、二の次三の次。
勝敗に左右されることなく、まずはバスケをプレーすること自体を楽しむのがエンジョイバスケだと思います。
②基本的に大会には出ない
①でお話した通り、エンジョイバスケでは楽しむことが目的です。
なので、エンジョイバスケでは、大会には基本的には出ないことになります。
そもそも「大会」自体が、上位チームを表彰するという「勝つことを良しとする」というイベントなので、勝つことを最優先にしないエンジョイバスケとは目的が違ってくるからです。
最近では、勝敗に関係なく「ジャンケン」や「くじ」で賞品をもらう大会もありますが、エンジョイバスケに参加する人達はそもそも大会が目的ではなく、バスケをプレーすることが目的なので、大会参加もそこまで重要ではありません。
そういう意味では、JBAが運営している「エンジョイ」の区分は、エンジョイバスケの中には含まれないということになってきます。
ただ、バスケそのものは、勝敗をつけるスポーツなので、全く大会に出ないという訳ではなく、希望者だけで大会に出るといった形はあり得ると思います。
③初心者から上級者まで混合で活動する
何度も言いますが、エンジョイバスケでは「バスケをプレーすること」が目的です。
なので、そこではバスケの上手い下手は関係ありません。
初心者の人に限らず、上級者の人にも「勝ちにこだわらずにバスケを楽しみたい」という人もいます。
たまに、エンジョイバスケと聞いて「技術レベルが低い人達の集まり」と思っている人がいます。
でもそれは間違いで、「初心者、上級者関係なくバスケを楽しみたい人達の集まり」がエンジョイバスケだと思います。
バスケを純粋に楽しみたいという人が参加する場所がエンジョイバスケなんです。
④性別、年代はバラバラ
これはエンジョイバスケならではの部分です。
一般的なバスケでは、小学生や中学生、高校生~一般ではルールも使うボールの大きさも違ってくるため、一緒にプレーすることはありません。
男女についても、体力・体格差があるので一緒にプレーすることはまずありません。
でも、エンジョイバスケは性別・年代に関係なく一緒にプレーすることが普通です。
10代と50代が一緒にプレーすることもあれば、大人が5号球を使ったり、小学生が7号球を使ったりすることも普通にあることです。
年齢・性別に関係なく「バスケをプレーすること」を楽しむのがエンジョイバスケです。
4.FC Activeのエンジョイバスケ
ここまで、私の思う「エンジョイバスケとは?」をお話してきましたが、ここでは、私の運営しているエンジョイバスケサークル「FC Active」での「エンジョイバスケとは?」についてお話したいと思います。
FC Activeでも先程お話した
①勝つことを最優先しない
②基本的に大会には出ない
③初心者から上級者まで混合で活動する
④性別、年代はバラバラ
の4つは基本的に取り入れています。
ただ、参加者のレベルに偏りが出たり、志向の違いも出てきたので、以下の項目を取り入れるようにしています。
・ゆるいバスケとレベルの高いバスケを分ける
そしてもう1つ、FC Active独自の項目があります。
・向上心を持つ(練習する)
それぞれお話していきましょう。
ゆるいバスケとレベルの高いバスケを分ける
FC Activeのサークル活動には
①初心者・女子向けの活動
②通常の活動
の2つの活動があります。
①は初心者やブランクがある人がメインのゆるいバスケ。
②はバスケ経験者が多く、ブランクもあまりない人がメインのレベル高めのバスケです。
元々は②だけでしたが、①も増やして、あえてレベルを分けて活動しています。
その理由は
経験者が多い場所では初心者やブランクがある人が気負ってしまうことが多いからです。
「通常の活動」は、10年以上続けている活動で、元々は初心者~上級者・男女・年齢関係なく活動していました。
ですが、長年やっているせいか参加者のレベルが高いほうに偏ってきました。
「通常の活動」に参加している人達は、初心者やブランクがある人達がいることを了承済みで参加しているので、初心者の人やブランクがある人にも配慮してくれます。
ただ、初心者やブランクがある人にとっては、配慮してくれるとはいってもミスしてしまったりすると
「自分はここには不釣り合いなんじゃないか?」
と気負ってしまうことが多く見られました。
そこで、そんな人達にも気兼ねなくバスケを楽しんでもらえる環境をつくりたいと思って、サークルを「ゆるい活動」と「レベルの高い活動」に分けることにしました。
もちろん、どちらもエンジョイバスケです。
初心者~上級者、男女、年齢関係なく活動するというエンジョイバスケのベースはありつつも、さらにバスケを楽しめる環境づくりのために技術レベルによって活動を分けたということです。
向上心を持つ(練習する)
「向上心」「練習」と聞くと
「エンジョイバスケじゃない」
なんて思われそうですね。
キツそう…
でも簡単に「キツい」なんて決めつけないでください。
FC Activeは「エンジョイバスケサークル」です。
楽しむことを最優先に活動しています。
じゃあ、なんで練習をするのか?
それは
バスケを楽しむためです。
エンジョイバスケでは、よく最後のほうになって
「走れない~」
「ちょっと休む~」
という光景が見られます。
それってもったいないと思うんです。
せっかく参加した時間は目一杯バスケを楽しみたいし、楽しんでほしい。
コートの外から見ているより、プレーしているほうが断然楽しいはず。
バスケができない理由が「体力がないから」だとしたら、体力つけるしかないんです。
練習するしかないんです。
そして、上手くなったと自分自身が実感できれば、それはバスケを楽しむことにつながります。
上手くなって「つまらない」とか「悔しい」と思う人はいるでしょうか?
たぶんいませんよね(笑)
上手くなる→楽しい→練習する→上手くなる→楽しい→練習する
この無限ループになるはずです。
そして、練習することで、久しぶりにバスケをした人がケガをしにくい体になることはもちろん、長くバスケを楽しめるようになって欲しいんです。
ケガをしてバスケができなくなれば本末転倒。
自分が好きなバスケをできるだけ長くプレーして欲しいと思います。
※FC Activeでは練習は任意の参加にしています
最後に
「エンジョイバスケってなに?」
という疑問に私なりに答えてきましたが、結局のところベースはあるにしても、個々の団体で違ってくるというのがエンジョイバスケだと思います。
とはいえ、一番根本にあるのは
バスケを楽しむこと
です。
エンジョイバスケに参加している人達がバスケを楽しめなくなった時点で、それはエンジョイバスケではなくなります。
個々の団体が、運営者を中心にして、参加者みんながバスケを楽しめるように形を変えていくことが一番大切なんだと思います。
そうしたら、10年後には「エンジョイバスケ」の定義も変わっているかもしれません。
運営者も参加者も、みんながバスケを楽しめる「エンジョイバスケ」の環境をつくっていきましょう。
FC Active 代表 三浦
FC Activeでバスケやりませんか?
私が運営しているバスケサークル「FC Active」では初心者~上級者、男女年齢に関係なくバスケを楽しんでいます。
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